第18回WebSig会議にいってきた
今日は初めてWebSigにいってきました。ビジネスに繋げるアクセス解析マインドというテーマで、安西敬介さんがお話されました。気になったところだけ簡単にメモっておきます。
後日、youtubeに動画がアップされるらしいので、詳しく知りたい方はそちらを見るといいと思います。
第1部 Web解析の重要性
- ページビューのトップ10リストなんて何の意味もない(改善につながらない)
- ページビューは多ければいいというものではない。例えばヘルプページのページビューは少ないほうがいい
- 直帰率などは他と比較しても意味はない。少しでも下げる努力をするべき
- サイトの燃費をよくする(流入を増やすのではなく、コンバージョン率をあげる)
- 数字だけ見てもわからないので、グラフなどに可視化することが大事
- 施策の前後の変化を気にする
- 他のサイトの数字は気にしない
- 「なぜ」そうなったかを想像して、仮説をたて、施策を実行して検証することを繰り返す。つまりPDCAサイクルをまわすことが重要
- Webサイトのテストには主にA/Bテストと多変量テストの二つがある
- A/Bテストは1ヶ所を検証する場合、多変量テストは複数の箇所を検証する場合に使われる
- googleで、テストするツールを提供している。明確な名前は言ってなかったけど、たぶんウェブサイト オプティマイザーのこと
第2部 クライアント視点からのWeb解析
- ページビューしか見ないことが多い
- サイト評価!=ページビュー
- 特定のページのページビューを訪問者数で割ると1人あたりの平均訪問数がわかる
- サイト全体のページビューを訪問者数で割ると一人あたりの平均ページビューがわかる
- ランディングページにあれもこれもあると、次のアクションが定まらない
- KPIだけで考えるのではなく、KGIを合わせて考えるのが重要。KPIはあくまで過程の指標
- 今後は「リターゲティング」するためのアクセス解析が重要になってくるのでないか(商品ページにきて購入しなかったユーザーにメールを送るなど)
第3部 制作視点 からのWeb解析
- まずアクセス解析のツール1ヶ月くらい使ってみよう
- これくらいは知っておけ
- 基本指標の集計方法と意味を理解する
- アクセス解析の種類の仕組みや特徴を理解する(ログ方式、パケットキャプチャ方式、タグ方式)
- SEO!=web解析でないことを理解する
- リリースで終わらない。リリースがスタート
- アクセス解析の今後の課題(技術的に)
- サードパーティーCookieの問題
- AutoPagerizeなども用いて、ユーザー側がUIをコントロールする場合の問題
- RIA、Ajaxへの対応
- ビデオコンテンツのアップロード
- 製作者から提案できること
- QRコードへのトラッキングコード埋め込み
- 共同キャンペーン時にgoogle Analiticsを用いる
- RIAの計測
質疑応答
いろいろ出ましたけど、気になったものを一点だけ。
Q.基本指標の集計方法と意味に関して詳しく掲載されている書籍などあったら教えてください
A.現在日本ではないのではないか。最近WAAというところがまとめたので、そちらを見るといいかもしれない。 調べたら邦訳されているエントリー発見。
- Prev Entry:font-sizeのパーセント表記一覧
- Next Entry:DreamweaverCS4のベータ版でLiveView機能を試してみた